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30年度の「おばら家族相談会(全8回)」終了する

2019年02月25日

 2月の最終日曜日に、家族相談会に集まってくださったご家族数は、14家族16名のみなさんでした。最終回でしたが、初参加の方々もおいでいただきお陰様で大盛況でした。そこに、毎クール恒例になっている当事者との合同開催のため、デイケアメンバー14名、病棟、リハ課、デイケアスタッフが6名加わり総勢36名のみなさんで開催いたしました。
 テーマを決めずに、ご家族1名当事者2名のパネラーから「心理教育を体験して感じたこと」というテーマで発言していただき、その後、フリーディスカッションが行われました。

 いつもは、国府台モデルと言われる「お一人の悩みについてみんなで話し合うという」テーマに沿った話し合いになるのですが、今回は何が出るかわからない、何を話しても良いという会です。隠れテーマは「自分の病気や苦労を語る文化を育む」ということで、スタッフが口火を切りました。
 大風呂敷を広げたかな?というスタッフの心配をよそに、当事者を代表して語ったデイメンバーの発症から結婚して今に至るまでの10数年の振り返りの前向きさに感銘し、他のメンバーからは自分の病気を赤裸々につづった文章が読まれ、ご家族の正直な心情の吐露ありと、あっという間の2時間30分でした。

 語る文化が、着実にはぐくまれていることに大いに励まされ、スタッフ自身も勇気をいただけました。皆さま、本当にありがとうございました。

 この新着情報に目を通されている沢山の方々の中で、精神科の病気やご苦労を抱えておられる当事者やご家族の方々、どうぞ多くの方が実体験を踏まえ語り合い共感しあえる「心理教育(家族相談会)」の場へ、足をお運びくださるようお待ちしていおります。ひとりで悩んでいるより、みんなと泣き笑い、ここころが軽くなる会です。

 来季(全8回)の開始は、改めてご案内いたします。

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