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当院自慢のレクシリーズNo.3「Sさんの春の地蔵様」
レクリエーションのような、リハビリのような活動を紹介しま~す。
作業療法プログラムの中で、「手工芸」という時間が週に2回ほどあり、思い思いに参加者が手芸をしています。
その中で、以前から「じぞ様の、帽子編むだいのよ~」と言っていたSさん。ただ、担当者は、Sさんが思い描いているSさんの自宅前の地蔵様の大きさも、形も知りません。何年も入院を余儀なくされていて、まだ症状の残るSさん。一人暮らしで、家は空き家同然。近所の方が雪下ろしなどの管理をしてくださると、後見人さんからは聞いていました。
そこで、ひらめくお気軽計画。Sさんと仲の良い数人とで、自宅へのドライブへ。病院からは片道30分程度。ご近所にあいさつし、久しぶりの我が家がきれいに雪下ろしされているのを確認できたSさんも、地蔵様の(本当に家のすぐ前)形も大きさも確認できた作業療法士もにっこり。さっそく帰院後、帽子と前掛け作りに着手し、完成した4月に、またまた同じメンバーでお供えドライブを敢行!
Sさんが覚えていた、近所の和菓子屋の有名なお菓子をめいめいが購入。桜の花も満開のドライブでした~。担当者もぱくついておりました。
Sさんに限らず、自宅へのドライブは、症状の残っている方にも、とても良い刺激になる様子で、どんどんプログラム化していこうと考えております。